『いますぐ書け、の文章法』の書評・要約まとめ

いますぐ書け、の文章法の書評・要約を知りたい

こんなお悩みにお答えします。

 

『いますぐ書け、の文章法』はコラムニストとしてテレビやラジオにもよく出演していた堀井憲一郎氏による文章の書き方についての新書です。

 

 

堀井憲一郎氏は、コラムニスト、フリーライターとして独自の視点で徹底した調査に基づくコラムを各誌で執筆。「週刊文春」にて「ホリイのずんずん調査」というコーナーを長期に渡り連載していたこともあります。また、テレビやラジオへの出演も多数ある人気コラムニストです。

そんな堀井氏が数年に渡って「編集ライター講座」で教えながら、プロとアマチュアの境界線を見続けてきた中で、自身のコラムの失敗、成功、講座でのとんでもない企画、文章など豊富な実例を挙げて、文章法の極意を明かしています。

ブログなどの記事が書けなくて困っているという方に是非、読んでいただきたい1冊です。

 

『いますぐ書け、の文章法』を読んでわかること
  • 美しい日本語を書けばいいというものではない。
  • 最優先事項は読んでいる人のことをいつも考えること。
  • 書く前に考えたことだけを書いた文章は失敗である

 

 

それでは、いきましょう。

 

いますぐ書け、の文章法の基本情報

 

『いますぐ書け、の文章法』の基本情報について見ていきます。

 

書名:いますぐ書け、の文章法
著者:堀井憲一郎
出版月:2011年9月10日
出版社:筑摩書房
定価:本体800円+税

 

本書は以下の9章で構成されています。

1章 プロとアマチュアの決定的な差
2章 文章は人を変えるために書け
3章 客観的に書かれた文章は使えない
4章 直観のみが文章をおもしろくする
5章 文章は言い切らないといけない
6章 文章で自己表現はできない
7章 事前に考えたことしか書かれてない文章は失敗である
8章 文章を書くのは頭ではなく肉体の作業だ
9章 踊りながら書け
終章 内なる他者の形成のために
全222ページあって、僕は3時間弱で読み終わりました。

いますぐ書け、の文章法の要約まとめ

 

本書を以下に要約しました。

 

なぜ人はうまく文章を書けないのか?

著者は、自分はプロだと偉そうに言えるような文章を書いているわけではないけれど、それでもやはりアマチュアの人の作品をまとめて見ていて、「意外な部分が見えていない」と気づき、これまでライターという現場で培ってきた方法論、というよりも“感覚”をまとめたものがこの本です。

この本の対象は「うまく文章が書けなくて困っている人たちみんな」です。

うまく文章が書けないと思った時、「金の取れる文章を書く方法」を用いると、かなり有効で、それをこの本では提示しています。

うまい文章を書こうと悩んでいる人たちの解決方法は唯一つである。その解決方法を、この1冊で開示していこうというわけです。

“うまく書きたい”と思っている意識そのものに問題があるので、それをちゃんと取り除けばいい

結論はそういうことです。

その具体的な方法がこの本に書いてあります。

 

いますぐ書け、の文章法の書評

 

続いて、『いますぐ書け、の文章法』の書評をご紹介します。

 

自分はちゃんとした文章を書くのは当たり前のことだと思っていました。

しかしそんなことをするのが正に素人の考えなのだと気づかされました。プロはそんなことは気にしない。普段の言葉で書いている。

なるほど。意識はしなかったけど確かに話しているときと文章を書くとでは言葉が全然違う。

普段使わない言葉や漢字など多用していたと思う。だから文章を書こうとすると行き詰まってしまうのだ。

これからは漢字を減らすことを意識しよう。自分も読めない(または書けない)言葉は、ひらがなで書いたほうがより伝わる。

 

一番大事なことは、“文章を書くときに、いつも読む人のことを考えて、書く”ということ。

 

つまり、

読んでいる人のことをいつも考えて書けばいい。

この本で言いたいことは、ほとんどこの一言に尽きます。

 

ただ、意識するのは簡単だけど、これが本当に難しい。意識を変えなければならない。この本を読むことによって具体的なやり方、考え方を知った自分は意識改革ができた。と思う。だからこれからは実践していくのみ。つまり“いますぐ書け”とはそういうこと。

文章は、日本語としてさほどおかしくなければ、別に何だって構わない。自分がいま持っている言葉で書けばいい、ただし、読む人のことを考えて。

 

次にに大事なことは、“結論から書け”、ということ。

これも結局は、読む人のことを考えるということ。

まずは結論、お話はその後でも十分。これが読む人に都合のいい順番。

 

この本は全体を通して、突き詰めれば文章を書くときには、書き手がどう思われるかではなく「読む人のことを考える」ということが一番大事なのだということが書かれています。

「文章法」とタイトルにあるけど、精神論的な部分が大きい。細かいテクニックや構成よりも、発想や心構えが大事なんだと気づかされました。

そして文章を書くことはスポーツと同じである。「運動」であり「身体」である。頭脳ではなく、カラダ全体の動きである。だから書くしかない。

 

いますぐ書け、の文章法を読むべき人

 

ここまで要約・書評を紹介してきました。

続いては、『いますぐ書け、の文章法』を読むべき人ご紹介します。

 

  • 文章を書いてみたいけどうまくいかない人
  • 書こうとして、なかなかうまく書き出せない人
  • 少しだけ書いてもそれ以上書き進めずに困っている人

 

いますぐ書け、の文章法を読むべき理由

 

最後に、『いますぐ書け、の文章法』を読むべき理由をご紹介します。

 

なぜ自分は文章が書けないのか?その理由がわかります。

この本は筆者のライター講座での実例を用いて解説されていますが、特にライター志望向けに書かれているわけではないのでご心配なく。

ブログでもツイッターでもエッセイでも自伝小説を書くにでも共通しています。

文章はサービスであり、読む人を楽しませるためにのみ存在する。

書くことに悩んでいるのならとりあえず読んでみるといいと思います。

 

 

まとめ

 

今回は、『いますぐ書け、の文章法』について書評・要約をご紹介してきました。

とにかくわかりやすくて一気に読んでしまいました。文章を書くことに行き詰まってしまったときはまた読み返そうと思います。

本当は電子書籍で読みたかったのですが、残念ながら電子書籍版はないようでしたので紙の本をAmazonで注文しました。するとさすが人気書籍、すぐに在庫なしになってしまいました。

もし注文できるようなら今すぐ注文した方がいいかもしれません。

 

 

今回は以上になります。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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